飲食業の気になるあれこれブログ

食に関する無駄知識や、今の世の中に関することをたまに呟きます。

牛丼チェーン御三家ランキングは実際に行ってみると納得する

今年の牛丼チェーン店人気ランキング(ネット調べ)は、1位吉野家、2位松屋、3位すき家となったようです。

 

この発表をネットで読む2週間前、偶然にも近所の吉野家松屋すき家を近いスパンで利用していたので、ふと思い返してみると、

確かに、納得の結果だと思いました。

 

まず、3位のすき家

すき家に行っていつも思うことが、スタッフの少なさ。

体感ですが、各時間帯他の2店舗に比べて人件費を削っているように思います。

そのため、いつ行っても店員さんは忙しそう。「いらっしゃいませー、お好きなお席どうぞ」が完全に作業に追われている声です。

お冷のピッチャーも補充が追いついていない。カタコトの外国人の店員さんもちらほら。

いつだったか、スタッフの過重労働がニュースになっていましたが、コロナ禍の不況で再びあの体制に戻ってしまったのでしょうか。

 

さて、肝心の商品はというと、どれも写真と実物が違いすぎる。

牛丼系はマシですが、季節系の最近でいえば鍋定食が酷かった。「着火剤がないから厨房で温めての提供でよろしいですか?」って、

スタッフの独断なのか会社の指示なのか知らないですが、あのグツグツ感も商品の魅力の一つなのではないでしょうか。

それがないなら販売中止にしなさいと・・・。すみません、愚痴が過ぎたかもしれません。

牛丼系は昔はネギ玉牛丼が好きでしたが、ある程度歳を重ねてくるとすき家の変わり種牛丼ってお腹に重くなってくるんですよね。

シンプル牛丼でいいかと思うのですが、だったら他の2点の方がこだわっていて美味しいし・・。

今のところ、すき家で食べたい商品は、無いですね。

 

それでは第2位の松屋

松屋の良いところは前払いの食券制であるところ。コロナ禍を予想していたかのような見事なシステムで入店から注文までスムーズです。

交通系電子マネーに対応してくれているのも良し。最近ではモバイルオーダーも実施しています。

スタッフの対応はまあまあ。券売機を導入している時点で少数経営を目指しているわけですから、店員さんにも多少の余裕が伺えます。

松屋は焼肉定食がメニューにあるので、オペーレションに肉を焼く時間を設けなくてはいけないため、来店すると大体いつも、調理担当と接客担当の二人体制な気がします。役割がはっきりしていると効率って上がるんですよね。スタッフの負担が少ない分、すき家よりはしっかりとした商品が出てきます。

ハンバーグ系だけは写真に騙されっぱなしですが・・・。焼肉系は美味しい状態で出てきてくれますね。丼だと味噌汁無料もありがたい。

松屋の牛丼は変に冒険しないでシンプルなやつをオーダーします。付属の香辛料と紅生姜だけで十分美味しいです。お肉が柔らかいですね。

 

そして1位の吉野家

吉野家の牛丼には中毒性があるのか思うほど、牛丼が食べたいなと思ったらまずは吉野家を探してしまいます。

あの吉野家というオレンジの看板が御三家の中で一番牛丼の購買意欲が上がる色なのでしょうか。

または、幼い頃に植え付けられた記憶のせいなのでしょうか。とにかく牛丼といえば、吉野家です。

吉野家の最近の印象は、他の2点より時間帯あたりの店員の数が多いという印象。注文は客席で、持ち帰りもやっていて都心部では2階建てだったりしますから、この人数は妥当だなと思います。これ人気は吉野家松屋すき家の順ですけど、人件費率は実際のところどうなっているんでしょうね。

吉野家はいつの間にかTポイントに対応していて、ポイント好きにはとてもうれしい上、支払いはPayPayにも対応しています。

メニュー内容はというと、他の2店が洋食、中華に逃げ場を求めている一方こちらは朝から晩まで和食一色といった印象です。

ブレないブランドイメージって大事です。BSE問題で一度は離れていった客もブレない覚悟で引き戻しました。

牛丼、焼肉丼、生姜焼き、どれも調理担当に何かこだわりを感じます。?

そして、牛丼は元祖「早い」「安い」「美味い」ですね。あの牛丼の盛る作業には社内コンテストがあるのだとか。そりゃこだわる人はこだわりますよね。

 

 

コロナ禍でより身近になった牛丼チェーン店。何度か通ってみると、やはり顧客満足度吉野家の方に集まっていくんじゃないかなーと、

最近の3店舗を利用してみて思いました。がんばれ牛丼。