スタバとドトールの客層の違いはなぜ生まれるのか。
スタバといえば、スターバックスコーヒーの略ですが、
そんなことを当たり前に知ってるよ!という人が行くのがスタバです。
ドトールというのは都心にあってもどこか田舎っぽい内装で、
メニュー単価もスタバに比べると安い、少し前までは喫煙席もあったためか、
”喫茶店”というイメージが強いです。
客層も老若男女幅広く、スタバに若年層が流れていることを考慮すれば、
若干お年寄りが多い印象ですかね。
この二つによく通っていていつも思うことがあります。
「ドトールの方が柄が悪いな」と。
商品がリーズナブルなせいなのでしょうか。
ドトールには良く喋るおじいちゃんおばあちゃんの溜まり場になっていることが多々あります。
また、タブレット端末ではなく、新聞や本を読んでいる中高年が多く見られます。
そして、店内はなんとなく暗く、喫煙席から漏れたタバコの臭いがし、
昭和の庶民的な雰囲気が漂っています。
これが、スタバだと逆です。
ドトールの一回り、価格が高いです。ドリンクとフードで一食しようとすると1000円越えます。
中高生らしきグループが、フラペチーノを片手に恋話やジャニーズの推しの話で盛り上がっています。
タブレット端末(大半はiPad)、ノートパソコン(大半はMacBook)を持ち込み最先端の仕事をしていそうな20代から30代の若者が多く見られます。
開店以来、全席禁煙なのでタバコの臭いはありません。トイレがなぜか異様に臭い店舗はありますが。
店前に立っただけでこれだけの違いを感じることができるのですから、自然と常駐する客層も
偏っていくのでしょう。
自分も昔はスタバ派でしたが、最近、たった一つの理由で、ドトールの方がいいなと思ったことがあります。
スタバでのパソコン作業は、どこかオフィスのような感覚で、周りの客とWi-Fiの電波を奪い合っている気がします。
それに比べて昨年から普及したドトールのWi-Fiは、先述の通り、紙媒体を利用する客が多いので、ライバルが少なく、切断や遅延がほとんどありません。
そんなことが広まると、スタバとドトールの客層が逆転しそうですが、
結局今の時代のカフェって、コーヒーを楽しむというよりは、
その場所を求めて来店する人が多く、居酒屋に集まるおじさん、バルに集まる外国人、
のように、年齢や種族で集まって親しい人たちと時間を共有したいというのが潜在的にあるのではないでしょうか。